意図的でなくても、売上の管理が不十分だと、税務調査で「売上除外を疑われる」ことがあります。今回は、そうした疑いを避けるために日頃から気をつけたいポイントを解説します。
現金売上の記帳を後回しにしない
忙しさを理由に現金売上の記帳を後回しにしていると、記憶に頼った不正確な記帳になりがちです。日々のレジ締めと同時に記帳する習慣が、正確な売上管理の基本です。
予約記録・カルテと売上の整合性
施術記録やカルテの数と、実際に計上されている売上件数に大きな差があると、税務調査で不自然に見られる可能性があります。日頃から記録の整合性を意識しておくことが大切です。
複数の会計ソフト・帳簿を使い分けない
経理を効率化するつもりで、複数のツールを使い分けていると、かえって数字の管理が煩雑になり、記帳ミスや二重計上、あるいは計上もれが発生しやすくなります。一元管理できる体制を整えることが重要です。
不自然な現金残高の変動に注意
事業用の現金残高が、帳簿上の記録と大きくかけ離れている状態が続くと、税務調査で確認される可能性が高まります。定期的に現金残高と帳簿を突き合わせる習慣をつけましょう。
疑われることと不正であることは別
意図的な売上除外は当然あってはなりませんが、単なる記帳の不備が疑いを招くこともあります。正しく記帳していることを、記録として残しておくことが何よりの防御策です。
売上除外を疑われないための対策は、特別なことではなく、日々の正確な記帳の積み重ねです。治療院専門の税理士とともに、疑われる余地のない経理体制を整えましょう。