整骨院を開業したら、日々の売上や経費を記録する「帳簿」が必要になります。開業したばかりの頃は、何をどう記録すればいいのか分からず、レシートを溜め込んでしまう先生も少なくありません。
青色申告に必要な帳簿
65万円控除を受ける青色申告では、複式簿記による記帳が求められます。具体的には、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳などが代表的な帳簿です。会計ソフトを使えば、これらの帳簿は自動的に作成されるため、すべてを手作業で用意する必要はありません。
治療院特有の記帳ポイント
整骨院では、保険診療分と自費診療分で売上の入金タイミングが異なることが多く、この違いを正しく記帳しておくことが重要です。保険診療は療養費請求から実際の入金までにタイムラグがあるため、「売上が発生した月」と「入金があった月」がずれる点に注意が必要です。
領収書・レシートの管理
経費を正しく計上するには、日々の領収書やレシートの管理が欠かせません。紙のまま溜め込むと、確定申告の時期に慌てて整理することになりがちです。月ごとに封筒やファイルで分けておく、スマートフォンで撮影してクラウド会計に取り込むなど、無理のない仕組みを開業時から作っておくと安心です。
記帳を後回しにしないために
「施術で忙しくて記帳する時間がない」という声もよく聞きます。開業当初から記帳代行を依頼し、通帳やレシートを税理士事務所に渡すだけで済む体制にしておけば、経理に時間を取られず施術に集中できます。
帳簿の整備は、確定申告のためだけでなく、日々の経営状況を正しく把握するためにも重要です。どのような帳簿が必要か、開業時にまとめて確認しておきましょう。