分院が増えてくると、「全体としては黒字だけれど、どの店舗が実際に利益を生んでいるのか分からない」という状態に陥りがちです。今回は、分院ごとの利益管理の考え方を解説します。
部門別会計を導入する
複数店舗を運営する場合、売上・経費を店舗ごとに区分して集計する「部門別会計」の仕組みを整えることが基本になります。会計ソフトの部門別機能を活用すれば、店舗ごとの損益を月次で把握できるようになります。
共通費用の配賦方法を決めておく
本院でまとめて発生する広告費や本部人件費など、店舗ごとに直接区分できない共通費用は、売上比率や患者数比率などの基準であらかじめ配賦方法を決めておく必要があります。
店舗ごとの損益分岐点を把握する
各店舗の家賃・人件費などの固定費と、施術単価から、損益分岐点となる患者数を把握しておくと、「あと何人来院すれば黒字化するか」を具体的に把握できます。
不採算店舗の早期発見
店舗ごとの利益管理ができていないと、赤字が続く店舗の発見が遅れ、対応が後手に回ってしまうことがあります。月次で店舗ごとの数字を確認する習慣が、早期の軌道修正につながります。
分院の利益管理は、全体の数字だけを見ていては見えてこない部分です。治療院専門の税理士に相談すれば、部門別会計の導入から日々の運用まで、実務面でのサポートを受けられます。